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新しいジャンルの勉強会に行くときに留意すること覚書

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DeNA QA Night #3(#DeNA_QA_Night)に参加した。自分にとっては初めてのソフトウェア品質保証中心の勉強会だった1が、今後新しいジャンルの勉強会に行くときに個人的に留意しておこうと思ったことがいくつかあったのでメモする。

Note: あくまで未来の自分向けメモです

dena-qa-night.connpass.com

基本的な知識を頭に入れていく

基本的な用語を知っておく

例えばプログラミング言語フレームワークでいうと公式ドキュメントに書いてあるようなこと、ソフトウェアテストでいうとISTQB(JSTQB)のFoundation Levelのシラバスに書いてあるような基本的な用語を知っておかないと、そもそも登壇者が何の話をしているのかわからないということになる。

1対1で話していてもいちいち用語説明してもらうと時間が勿体無いし申し訳ないので標準的な知識は少しでも多く入れていった方が良い。

登壇者の背景を知っておく

キャリアパスや組織論のような話題は話者の経歴や現在の所属組織を知っていないと自身との共通点・相違点を見つけにくい。

これも例だけどSIerでソフトウェア検証の受託案件をやっている人と自社サービスで開発者と同じフロアで検証業務をやっている人では、同じような問題を抱えていても解決への有効なアプローチが違う可能性がある。

あと初めて行く勉強会で知り合いが全然いない場合、登壇者は顔と名前が一致しやすいので一番話しかけやすい。今回は数日前のブログに@yumotsuyoさんから反応をいただいていたので話しかけに行きやすかった。(私が早めに帰ったので本当に声をかけた程度ですが……)

自分・登壇者・他の参加者にとって利益になる質問をする

オフラインでしか訊けないことを訊く

先の「基本的な用語を知っておく」とも関連するが、オフラインだからこそ「ここだけの話」として話してもらえる話題があると思っている。

また同じ分野に興味がありかつ積極的に交流したい(はず)の人が集まっている場所だからこそキャリアパスや業務上の悩みなどは話しやすくなる。

質問の内容を明確にする

質疑応答でも対面でも自分がなぜその質問をするのか、どんな切り口から答えて欲しいのかは明確にしておきたいと思った。今回のイベントはSlidoを使って質問することができたが、パネラーがコンテキストがわからず探り探りの回答をしていたことが何度かあったと思う。

これは聴講者が協力できる部分なので気をつけていきたい。

ネガティブな印象ありきで質問をしない

今回日本でのQAエンジニアの地位の話題や平均賃金の話題が出て、パネラーから「個人の悩みと社会問題を混同しないで」という指摘が出ていた。残念なことに今回主催であったDeNA側の取り組みの紹介をまぜっ返すような質問も見た。

それぞれの質問者がどういう意図でそういった質問を投稿していたのかはわからないが「うちの会社では」「うちのチームでは」という切り出し方だと違う答えが返ってきたと思う。

自分もネガティブな考え方をしがちなので、少なくともこういう場では解決することに対してポジティブな姿勢であるようにしたい。

自分が今一番関心のある話題を決めておく

働く上で様々な悩みはそれぞれの人にあるだろうが、今一番関心のある(悩んでいる)話題を絞っておくといろんな意味で良い質問ができる気がする。

イベントの感想

運営に携わった皆さま、登壇者の皆さまお疲れ様でした。

パネルディスカッションに入る前に「(前回までに)口の悪さを指摘された(のでマイルドにしたい)」という話があったのでどういうコミュニティなんだろうと思いましたが、今回に関しては私はそれほど気になりませんでした。

「品質保証に関わる人」という括りになってしまうといろんな背景の人が含まれるので、ひとつの話題を掘り下げるより、キャリアパス構築や業務改善手法、登壇者のエピソードの深掘りなど広く話題を拾っていくかたちになっていたと思うので、今度はテーマをもう少し絞ったイベントに参加してみたいと思いました。

あとアンケートに回答しながら「なぜDeNAがこういうイベントを主催するのか」を想像して、品質保証人材採用の難しさを垣間見た気がしました。

どうもありがとうございました。

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  1. Androidテスト本イベントには参加したけど品質保証よりAndroidアプリ開発色が強かったように思う